何にも積み上げてこなかったただの主婦が就職するまで

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2019年の終わり、私は急に”フルタイムで働くぞ!”と思い立ち、主婦の就職に関する本を読み漁り始めました。

 

これまでの私の職歴

・出版社での事務

・福祉関係の会社での事務

ECサイト運営の手伝い

 

とこんな感じ。

専門性もなく、業種もバラバラ。これまでの転職でもいつも苦労してた。

 

後から考えると就職したい気持ちは、急に湧き出たものではなく、もう一度社会に出て自分の力を試したい、しっかり給料をもらって自分の稼いだお金で病院も本も子供の塾もランチ代も払いたいと思う、その想いが積もり積もってのことでした。

人に養ってもらってなんて贅沢なと思われるかもしれないけれど、養われるって依存しないと生きていけないわけで、それってどんどん自尊感情が低くなっていくのです・・・

 

その時読んで役に立ったと思う本がこれ。

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この中の「妻が再就職するとき」に書いてあった学校に通うことに決めた。

そのまま就職するよりもスキルアップした方がもう少し高い位置からスタートできるかもしれないと思ったから。それまでの自分に自信がなかったというのもあったし。

 

そして授業を受けること8カ月・・・

 

12月に入りいよいよ就職活動開始。

 

まずやったことは履歴書と職務経歴書の作成。キャリアマネジメントの授業があったので、その指導をもとに自分のやってきた経験と売りを書き出す。

そうは言っても自分の売りって全然わからなくて、キャリアカウンセリングを何度も受けて、自分の経歴から読み取れる私の売りを一緒に探してもらったりした。 

 

証明写真は、しっかり写真館で撮ってもらった。

年齢がいってる分、見た目は大事だと思う。

 

ひとまず書類が出来上がったらとりあえず、興味がある所に応募しまくる。

 

 Web エントリーの時点で跳ね返されることが多くて、へこみまくったけれど、そのおかげで自分の理想や自分の望む自分のレベルと世の中のニーズのズレを調整することができた。

つまり理想が高すぎたってことと、自分を高く見積もりすぎたことが分かった。

 

あとは自分の希望する条件と企業側のニーズを擦り合わせて、そのマッチポイントを探すのみ。それが一番大変で本当にマッチするところを見つけられなくて、苦しい日々が続きました。

不採用の連絡をもらう度に

「世の中で私のことを必要としてくれるところってどこにもないんだなー」

って思ったりして。

 

どんと悲しくなって、何回も涙が出てきたりしたけどいつもその都度誰かが優しく励ましてくれた。それは友達とか知合いではなく、ちょっと話しただけのハローワークの人とか、人材派遣会社の人とか、どこかで誰かがキーワードを教えてくれて、一つずつそれを頼りに前に進んでいった感じ。



年収1000万を超える外資系企業で何度も転職している人が

「転職は基本、つらいものです。1回の転職で20~30社くらい受ける」

と言っていたこと。

 

 

薄井シンシアさんが講演で

自分は「訳あり人材」。自分にできることで人がやりたがらないことにチャンスがある

と言っていたこと。 

 

キャリアコンサルタントの先生

もう年だから、主婦だから、って絶対に言わないで!!

 

ハローワークで紹介状を出してもらって「がんばります」と言ったら、

もう充分がんばってますよ。たまには休んでくださいね

と言われて、窓口で涙をこらえるのが大変だったこと。

 

その中で大きな励みになった言葉はこれ。人材紹介会社の方から言われた言葉。

就職というのはご縁だからどこにそのご縁があるかわからない。

自分はダメだなぁと思ってもトントン拍子で進むこともあるし、

いいと思ってもダメなこともある。

本当にご縁がどこにあるかわからないから、とにかく応募することを大事です。

 その言葉を頼りに、どこかに私のご縁があると信じて応募し続けるしかなかった。

 

そうしたらご縁が見つかったのです。

 

もし、主婦でブランクがあるから就職は無理と思っている人がいたら、ぜひ諦めないで挑戦してみてほしい。だって来年また1つ年をとるわけで、そのまま年齢を重ねていって後悔しないですか?

もしやりたいことがあるなら、今、一番若い時に動き始めてほしいです。

#主婦の就職